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メッセージ

  • メッセージ 北川
  • ここに集う一人ひとりがかけがえのない存在。対話するいぶき、対話する社会を一緒に創りませんか?

どんな障害の重い人もいきいきと安心して暮らすことができる地域にしたい…。障害のある人たちや、わが子の将来を思う親たちのそんな願いに、学校の先生や地域の方々をはじめ、たくさんの方々が次々と呼応し、1982年の夏、小さな作業所がうまれました。そして1994年7月8日。さらに多くの市民の力が結実し、岐阜市で初めて、障害分野の社会福祉法人である「いぶき福祉会」が設立されました。その頃からずっと、私たちは法人を総称し、愛着をこめて「いぶき」と呼んでいます。

あれから28年。現在いぶきでは、主に知的な障害のある方150名が通い、そのうちの50名の方がグループホームで暮らしています。特別支援学校を卒業したばかりの18歳から70歳代の方まで年齢は多様です。いぶきでは、障害のある利用者を「仲間」と呼びます。単なる呼称ではなく、障害・健常という人をふたつに分ける思考を超えた、人と人との関係でありたいという心構えだと思ってください。
障害のある人というと、社会ではどうしても「できなさ」ばかりがクローズアップされてしまいがちです。ともすると「助けてあげなければならないかわいそうな人」と決めつけられてしまいかねません。もし、あなたもそんな風に思っておられるとしたら、ぜひ一度いぶきに遊びにきてください。きっと、帰る頃には、何にこだわっていたのか忘れているにちがいありません。

いぶきでは、ここに集う人たちが、かけがえのない存在として、ひとりひとり大切な役割を担うことを大切にしています。クラフトや染物やお菓子やジャムを作ったり、それを誰かに届けたり。畑を耕したり、お庭作りをしたり、マルシェを開いたり。そんな営みの数々が、助け合い、お互い様と思い合える豊かな人と人のつながりを、地域で育んでいます。この街にいぶきがあってよかったと思っていただけることが、私たちの願いです。障害のある仲間たちですから、仕事や暮らしでサポートを受けることもありますが、喜怒哀楽がある当たり前の日常が、ここにあります。重い障害があっても希望と誇りをもって穏やかに暮らせる地域は、きっと誰にとっても安心して暮らすことができる地域。私たちは、多様な人たちが穏やかにすごせる寛容な社会をめざし続けていきたいと考えています。

いま、いぶきには180名の職員がいます。日中活動から暮らしの場所まであり、365日24時間どこかが稼働しているので、職員同士が一堂に集まることはなかなかできません。それでも、折りにふれて確かめ合うのは、大好きな仲間たちをふくめ、障害のある人の人権と尊厳を大切にすることが重要だということです。そのために、
①いのちと生活を支える、
②思いを育み役割を作る、
③つながり、価値を創る
という3つの視点から、丁寧な実践と多様な人たちとの協働を着実に進めていきたいと思います。

私たちはチームで働きます。ひとりでできることには限りがあるからです。だからこそ、こんなことに価値を感じる方と一緒に働くことができれば幸せです。

  • 協働を楽しむこと
  • リーダーでもフォロワーでもなく、当事者として、自ら考え、行動すること
  • ひとりひとりの違いを大切にし、主体的に日々の活動に参加すること
  • 働くことを、生産性や効率性だけで考えず、人のつながりを大切にすること
  • お互いの努力を認め合うこと
  • いのちと誠実に向き合うこと
  • 見えないことへの想像力と信頼をもつこと
  • 論破しないこと、対話すること
  • 教えるのではなく、ともに学び合うこと
  • 言葉、マナー、モノを大切にすること
  • 感謝を伝えること
  • ご機嫌に過ごすこと

多様な人たちが多様な役割を担い、一人ひとりが大切にされていると感じられ、ここの一員であることに安心と誇りを持てるいぶきを、一緒に創りませんか。

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