いぶき日光町の星場です。
先日生協さんをはじめとする岐阜県ピースアクション連絡会の折り鶴平和行進に参加してきました。
参加が決まり、さてみんなは平和についてどう感じているのかな?と思い、時間をとって聞いてみました。
「平和ってなんだ? どんな時に幸せ? 」 しばらく時が止まり (笑)
絵を描いているときや、本を読んでいるとき、好きなものを食べているときや好きな人と一緒にいる時が幸せ!との声がぼつりぽつりと上がりました。
「じゃぁ、平和の反対ってなんだ?どんな感じ??」ともう一歩踏み込んで聞いてみました。
しばらく考えあぐねた後に 「今も戦争をしている国があるし、核実験のニュースを見た事ある!」「戦争になったらきっといぶきに来れなくなるよね、食べるものもなくなるし怖いから嫌だね。」とそれぞれが知っていることを話していると人生の大先輩がお父さんやお母さんのことを教えてくれました。 「昔は赤紙が来ると兵隊に行かないといけなくて、戦争に出かけると爆弾で手や足が吹き飛んだりする中で傷つけ合い、殺し合ったんだって。お母さんたちは千人針で兵隊さんの無事を祈ったりしたらしいよ。」とお父さんやお母さんの話を思い出しながら教えてくれました。 そして、「戦争は怖いから平和がいいし、もっと一緒にいたかった人が亡くなってしまうと会えなくなっちゃう。そんなのは嫌だ。」「もっと一緒に生きていきたいな。(立派な)お墓よりも一緒にいる方がいいもんね。」とさみしそうな表情で話してくれました。
「じゃぁ、今そうなったら私たちはどうなるんだろうか?」と問いかけると 「生活がダメになる、水道もガスもでないかもしれない。そうなるといぶきで仕事ができなくなるねぇ。」 「ご飯はどうなるかな?きっと値段が上がるし昔は薪で炊き出ししたみたいだから、またそうなるかもね。そうなると大根飯かな。」「すいとんならあるかな?病気の人の面倒を私たちが見るのかな?」 色々な意見が上がる中、
「やっぱり平和がいいけど、そのために私たちが今できることってなんだろう?」 と聞くと、うーんと考え込んで 「国会議員に手紙を書こう!」「署名もいいかも!」といくつか声が上がりましたが、一番ユニークだったのは 「偉い人が決めて戦争するんだよね?じゃぁ、偉い人に行ってやってきてもらおう!」という意見でした!(笑)
そんな話をしつつ、いま私たちができることは身近な人を大切にすること、選挙に行って平和を守ってくれる人を選ぶこと、その上で先ほどのようなアクションも大切なことだとお伝えしてその日は終了。 立場が変われば見える景色も変わるのだと思いますが誰もが誰かの大切な人、 誰もが守られる平和な日常がこれからも続くようにと願いながら平和行進に参加させてもらいました。
当日はいぶきの自治会長である樋口さんが平和へのメッセージを心を込めて読み上げてから行進に参加! 熱い気持ちで歩きましたが千人針などを教えてくださった竹内さんは、全て歩ききるのが体力的に難しかったため途中で引き返してきました。 これからは語り部となる方から直接お話を聴くことが難しくなりますが、折を見てまたみんなで話してみたいと思っています。
岐阜空襲で焼けて裂けたイチョウと記念撮影をしてきました。
以下、樋口さんの平和行進メッセージです。
私は、毎日いぶきで仕事をしています。 みんなと一緒に仕事やおしゃべりしたりとっても楽しいです。 でも最近はコロナウイルスのことで、いぶきが急にお休みになったりして大変です。 でも、もっと大変なのはロシアとウクライナが 戦争をしていることです。 テレビでは戦争のニ ュースばかりしています。 私は戦争なんかの話より、 毎日笑っていたいです。 戦争なんか絶対にイヤだし、 いぶきのみんなも困ります。 日本は戦争を しない平和な国でいてほしいです。
いぶき仲間自治会 樋口百合子