いぶきゆめひろ共同作業所の辻本です。

先日(4月7日)日光町グループの仲間たちと谷汲まで行ってきました。
少し山手になる揖斐川町谷汲はその日ちょうど桜が満開で、風が吹くたびに舞う花びらにうっとりとした気持ちになれました。

実は今回、花見に行っただけでは無くて、ある用事で行ってきたのです。

急に話が変わりますが、「燻炭」ってご存じですか?

もみ殻を炭化させたもので、

  1. 保水性、通気性、排水性の改善
    重さの680倍の水分を吸収する働きがあることから、土に混ぜ込むことでフカフカになり、水もちがよくなります。また、表面にたくさんの細かい穴が空いていることから、通気性や水はけをよくする効果も期待できます。
  2. 土壌の微生物の増殖
    土に加えて水はけや通気性がよくすることによって、植物によい影響を与える土壌菌と呼ばれる微生物が住みやすい環境を作ることができます。土壌菌が増えて活発に活動することで、植物の生長が促されるだけでなく、連作障害といった病気の予防につながります。
  3. 酸性を中和する
    植物の灰には、炭酸カリウムや炭酸ナトリウムが豊富に含まれ、水に溶かすと強いアルカリ性になります。この性質を活かして、酸性の土壌を中性~アルカリ性に傾ける働きがあります。
  4. 消臭
    脱臭炭のように、においを吸着する作用があります。腐葉土や堆肥と一緒に使うと、いやなにおいを消してくれます。
    引用元:HORTI
    https://horti.jp/14554

すごい土壌改良効果が期待できるそうです。
いぶきの畑でもきっといい働きをしてくれるでしょうね。

そんな燻炭をハートピア谷汲さんがつくっていると聞き、早速お伺いしてきたのです。

担当の安藤さんはとても丁寧に燻炭の製造工程を説明くださりました。
もみがらが燻炭になる過程って、化学反応が起きてるのだそうです。

また近くの畑にはヤギが3匹いました。除草剤を使わない農は、雑草といかに向き合うかが永遠の課題で、ヤギたちは暑い夏の日も交代で活躍してくれるそうです。そしてその糞は昔ながらの肥溜めに集められ、畑を肥やしてくれるそうです。生き物たちが紡ぐシンプルな循環がそこにありました。


今回、持ち込ませていただいたもみ殻は、いぶきの自然栽培干し芋のサツマイモの熟成の工程で使用したものです。そして寺町畑さんから譲り受けたものです。
寺町畑さんは『 私たちが持続可能な形で、これからもこの世界の一員として暮らしてゆくには、「シンプルな生き方」に立ち返ることが必要だ』と考え農を生業として取り組まれています。

寺町畑さん http://www.teramachibatake.com/

私たちは身近な顔の分かる関係からいただいたものを、その想いのこもったモノを大切にし、無駄にすることなく循環をもって感謝の意を伝えたいと思いました。

今年から岐阜市でプラスチックの分別がはじまっています。いぶきの仲間たちもリサイクルセンターで仕分けの作業に入っています。
みなさん分別にご協力いただきありがとうございます!

リサイクルセンターの様子はこちら⇒

リサイクルセンターでのペットボトル仕分けが始まりました。

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