――まちの中に、みんなで育てる“居場所”を見た日
京都・伏見区にある「とまり木休憩所実行委員会」さんを訪ねました。
迎えてくださったのは、地域包括支援センターの方や自治会、大学関係者の方や学生さんなど、地域でこの活動を支えているみなさん。
印象的だったのは、「ノルマがあるような“やらなければならい活動”では続かないですから」というお話。“楽しむことが大切”という姿勢に、地域活動の原点があるように感じました。
実行委員会のあとには、近くのベンチを歩いて案内してもらいました。
歩く道すがら、街の歴史やさまざまな由来をたくさんおしえてもらいました。

とまり木さんでは、ベンチをめぐるウォークラリーも定期的に行われているそうです。
「語ることが好きな人が案内役となって、みんなで楽しむ」雰囲気を感じました。

また、途中で紹介してもらったのが、京都市と地域、企業が連携して進めている「Park-UP事業」。
活用が難しくなっていた公園を、子どもから高齢者まで多世代が集える場に再生し、災害時には地域の一時避難所にもなる――そんな“地域の力”が形になっている取り組みです。
(※Park-UP事業の詳細は京都市の関連サイトなどで紹介されています)

見学中にも、実際にベンチに腰かける人の姿も。
高齢の方、通りがかりの会社員、散歩途中の人……。
一部のメンバーが先行してベンチ見学に歩いていると、「何を探してるの?それならあっちにあるよ」と、声をかけてくれる人もいて、ベンチが“つながりの入口”になっていることを実感しました。


当初は「高齢者福祉の一環としてのベンチ設置」だと思っていたこの活動。
実際に訪れてみると、そこには立場や肩書きを超えた対話と協働があり、地域の人たちが自分たちの暮らし良くするためにと、いろんな人の輝く姿がありました。
この“とまり木休憩所”のように、誰もが気軽に立ち寄れ、物語が生まれる場を――「えんがわベンチ」を増やしていくことで、仲間たちが地域を良くするための活動の中で輝く、そんな風景が楽しみになりました。
GCF「えんがわベンチプロジェクト」はこちらから。
応援よろしくお願いします。

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