12月12日(土)に、いぶきコミュニティガーデンのプロジェクトのひとつとして、『みんなのイス』づくりをしました。
11月に続いてお庭がにぎやかになるひととき。外にいても寒さを感じない穏やかな1日でした。
コープぎふのみなさん5名、いぶきのスタッフ、利用者さん合わせて総勢25名ほど。
お庭周りにベンチや小さな机なんてあったら、お花を眺めながらおしゃべりしたり、のんびりくつろいだりできる場所になるよねっていうことで、前回のワークショップの後のおしゃべりで、どんな感じがいいか話しあいました。
そのときに「どうぞのいす」という絵本のお話が素敵だよ!と教えていただき、それいいですね~、そんなほんわかしたストーリーが描けたらいいねと話が盛り上がりました。
このイスづくりが本当に叶ったのです!
いぶきのご近所の一新建設さんは、毎年いぶきまつりの協賛をいただいたり、端材を提供してもらったりと、とてもお世話になっている会社。
そんな一新建設さんが全面的にご協力いただけることになったのです。
お願いに伺うと、社長の長谷さん設計士の奥村さんは、私たちの話を丁寧に聞いてくださり賛同してくださいました。イスとテーブルの設計から材料のカット、番号やガイドライン、穴あけ、ボルトや補助となる材料の準備まで、さらには、写真付きの組立て解説書まで作製くださいました。まるで便利な制作キットそのもの! 納品に来ていただいた際には、社長自らインパクトドライバーの使い方のレクチャーをしていただき、何から何まで本当にお世話になりました。
塗装してから組み立てができるよう早めに納品していただいた材料に10日、日光町のメンバーと一緒に保護材塗料を塗りました。
みんな上手で、しっかり塗ることができました。乾燥させ、準備完了!
そして迎えた当日、一新建設のおふたりをお迎えして初めにみんなでお礼の言葉を伝えさせてもらいました。
社長さんから注意点や作業のポイントを教えていただき作業の開始!
グループに分かれ7客のイスを解説書を頼りに一斉に作り始めます。
番号やラインが付いているので凄く作りやすくてびっくり!
ビスも4点でしっかり固定することができてとても頑丈です。
わいわいがやがや、ドライバーの音を響かせながらどんどん作りすすめ、ちょっと曲がったり、穴が開いたり隙間が空いたりで愛嬌たっぷりのイスが完成しました!
やったー!! やったー!! 仲間も満足そうです。
記念撮影をして、仲間を送り出した後は、女性はスワッグづくり、男性は引き続きテーブルづくりに没頭しました。男性陣の作業の早い事!
そしてそして、波のようにカーブした机のひとつがなんとハートのカタチになったのです!
一新建設さんの素敵なサプライズでした!
いや~やられました! 感動がとまりません!
最後に、どうぞのイスのことを教えてくださったコープの今川さんがどうぞのイスの絵本を借りてきて下さったので、読み聞かせタイム!
辻本さんの関西弁のお話しぶりにもたっぷり癒されて締めくくりました。
こんな心洗われる清々しい時間をみなさんで過ごすことができて大変うれしくて満足な一日となりました。
ご参加くださったみなさま、ご協力くださった方々のお陰でまたひとつコミュニティーガーデンの物語ができました。
このお庭が訪れるひとたちと、ゆったりと繋がれる憩いの場所となるように、大切に続けていきたいと思っています。
そして、「どうぞのいす」からヒントをもらって作ったこのイスは「みんなのイス」と名付けました。ぜひ座りにきてください。
このプロジェクトは、コープ共済連《地域助け合い助成》をうけて活動しています