📍「まちなか「えんがわベンチ」プロジェクト
ゆるやかなつながりを育む岐阜へ」


というテーマで
今年ふるさとチョイスにてガバメントクラウドファンディングを行います。

🚩期間は2025年10月13日~2026年1月10日の90日間です!

まだプロジェクトページは公開されていませんが
どういった思いでガバメントクラウドファンディングを行うか
さきがけて紹介したいと思います。

🚩歩くのは意外とたいへん。だから『座れる場所』を増やしたい

✅障害のある仲間たちと歩く中で気づいたのは
『気軽に休める場所』が少ないこと。

わたしたちは障害のある仲間たち(いぶきでは障害のある利用者さんを、共に活動する「仲間」と呼んでいます)と、日々リハビリや体力づくりをかねて散歩に出かけます。

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施設の近所を歩いたり、公園を歩いたり、雨の日はショッピングモールを歩いたり、仲間たちも散歩することが大好きです。
でも、歩けば疲れてしまい、道端に腰を下ろしたくなることもしばしばです。

「ここでちょっと休めれば、もう一歩がんばれるのに…」
「少し休める場所あればお茶を飲んだりもできるのに…」

そう思う瞬間が、日常のあちこちにあります。

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「歩くだけだけど、それが意外と大変なんだよね」

ふと傍に目をやると、そう思っている人たちは私たちの他にもありそうです。

事業所の前を大きな買い物袋をもって通りかかる方がありました。
「少し休ませてもらっていいかね?」そんな声に
「どうぞ、どうぞ遠慮なく」と椅子を用意。
「買い物に出るにも荷物が多いと大変でねぇ」とのこと。
少し休んでいってもいいですよって言いたいのは、きっとわたしたちだけではないはず…

事業所に遊びに来てくれる子どもたち。1日学校でがんばった後、重たいランドセルを背負って家まで歩いて帰るのは大変だと話しています。

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「出掛けたいけど、徒歩では大変だから…今日はやめておこうかな」

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そんなことが続くと、体力の低下をまねき、ますます出歩きたくなくなります。
さらに、人との交流が減り、隣の人、近くに住む人にしばらく会わなくても不思議に思えない、そんな社会となってしまいます。

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散歩や買い物、通学の途中で、ちょっと座れたらまた一歩進める。
だけど、その“ちょっと”が街に足りてない…。

今回のプロジェクトは
「まちの中に誰でも気軽に休んでいける
     えんがわのようなベンチを増やしたい」

そんな取り組みです。

🚩事業概要

✅「だれでも気軽に利用できるベンチを街の中にふやすために」


①ベンチ設置希望者の募集
 自身の敷地内の道路に面した場所に、ベンチを設置したいという人を募集します

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②街づくり学習会
 地域の中に誰でも自由に座れるベンチがあることが街づくりに与える影響や意義について設置希望者とともに学びを深めます

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③ベンチ作成ワークショップ
 地元の企業や設置希望者、障害のある仲間たち、地域の子どもたちと一緒にベンチを作成するワークショップを行います。
多くの人と共につくりあげることで長く愛されるベンチを目指します。
また、ベンチにはメッセージやQRコードを記したプレートをつけ、さまざまな情報発信の元となれるようにします。

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④ベンチで生まれる物語の発信
 実際にベンチを設置することでうまれた物語をSNSなどさまざまな形で発信します

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🚩わたしたちのめざす15年後の街

✅縁側のように、内と外をつなげる場所を街中に!

いつもの帰り道、ちょっとベンチに腰掛けて休憩していたら、
「今日はどうだった?」と声をかけてくれる畑作業中のいつものおじさん。「お仕事ごくろうさまです」とあいさつしたくなります。

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買い物帰りに休憩していたら、同じように大きな荷物を抱えた人が。
「おたくは何を?」「わたしこれが好きでねぇ」
思わず会話がうまれます。

障害のある仲間たちが休憩していても、
「今日も元気だね」と一緒に休む顔馴染みができるかもしれません。

そんな風景があちこちにうまれたら。

いつもの場所で見かける、いつものあの人。
いつもあいさつしてくれるあのおばさん。
いつもがんばって歩いている障害のある仲間たち。

日常の中にはいろんな人がいることに自然と気づきます。

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それは、日常だけでなく災害など突然訪れる非日常となっても
「いつも見かけるあの人は?」「いつものあの場所にいったら…」
と地域で意識し合い助け合える土台となります。

気軽に歩いてお出かけしやすい街、生活にちょっと余白を持てる街は
人の姿が増え、誰かに出会え、意識し合える、お互いに助けあるような
しなやかな強さをもった街となるのです。

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このイラストは、わたしたちが思い描く15年後の街の様子
『ケアのある風景』です。

街のいろんな場所で、いろんな人たちが声を掛け合い、
お互いを気に掛け合い、見守り合う様子が描かれています。

このイラストの中にも小さなベンチが描かれています。

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ベンチで出会った人たちが何気に声を掛け合っています。
ベンチに腰掛けていると、自然と言葉を交わし合う人たちが目に入ってくることでしょう。

昔の日本家屋にはえんがわが多く見られました。
中に入らずに気軽に腰を掛け世間話をし、お互いのことを気にかけあいながら暮らしていました。

えんがわは内でも外でもない、あいだの場所。
内でも外でもないから、お互いに気楽に集える場所。
人と人の間を結ぶ、そんな場所だからこそ、そこには緩やかだけれど確かなコミュニティが生まれてきます。

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今回設置する『えんがわベンチ』はそんな景色が生まれる地域への
第一歩なのです。

過去のいぶきのガバメントクラウドファンディングはこちら ▼

~ポストコロナ社会を「ありがとう」があふれる時代に~ 
福祉団体を応援する寄付つき商品開発プロジェクト 「GIFU HAPPY-HAPPY PROJECT」

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1039

わが子の幸せをたくすエンディングノートプロジェクト
【障害者の「親なき後」のためにできること 】

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1423

福祉をまなび、地域をつなぐ、声なき声の伝えかた講座

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1971

【障がい者の「親なき後問題」への挑戦~第二章】
わが子の幸せをたくす「オンラインエンディングノート」で一歩を踏み出す

https://www.furusato-tax.jp/gcf/2564

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